デジカメ養成ギブス
Section-1
プロっぽい写真にする
●背景をぼかしたポートレート
●青い空の美しい夜景
●Photomergeでつくる大パノラマ写真
●小物がきれいに撮れる卓上スタジオ
●流水を絹糸のように白くする
Section-2
失敗から学ぶ補正術
(調整中)
Section-3
トリッキーに合成する
(調整中)
Section-4
エフェクト研究所
(調整中)
Section-5
写真を絵画調にする
(調整中)
付録
●デジカメ用語解説
●推薦デザイン本
●著書のご紹介[1]
●著書のご紹介[2]
●Photoshop講座リンク
 
 
プロっぽい写真にする
Lesson-1
デジカメ 初級
背景をぼかしたポートレート

背景をぼかして被写体を強調する方法は、Photoshopに頼るまでもなく最初にマスターしておきたい“定番”撮影テクニックです。まずはデジタルカメラの基本的な撮影方法から始めましょう。
 
img
「望遠側(T)」と[ポートレートモード]で背景をぼかした例
●F2.4・1/320 秒・ISO100・ポートレートモード ●モデル:足立実緒

デジカメ 背景をぼかす撮影に挑戦しよう!
背景をぼかす撮影は、デジタルカメラのオート撮影でも、ちょっと意識するだけで簡単に表現できます。そのポイントを探ってみましょう。

【1】離れた位置から被写体を捉える
まずは意識的に被写体から離れて、ズームの「望遠側(T)」最大で迫ってみましょう。被写体にピントを合わすと、「広角側(W)」のときにはあまり感じられなかった“背景のぼけ”が確認できます。
img
広角側(W)では背景にもピントが合っている   望遠側(T)にすると背景がぼける
 
COLUMN
ピント合わせのテクニック
[AF(オートフォーカス)]は、測距枠(ターゲットフレーム)内のものにピントを合わせるため、被写体が画面内(ファインダー)の中央にないときなどは、被写体以外の部分(背景)にピントが合ってしまうことがあります。これを防ぐテクニックとして「AFロック」があります。
AFロック01
AFロック02
AFロック03
1.被写体を画面内(ファインダー)の真ん中(測距枠内)で捉えシャッターボタンを“半押し”します。 2.[AF(オートフォーカス)]が被写体にピントを合わせると画面内(ファインダー)に緑色のランプが点灯し[AFロック]の状態になります。 3.シャッターボタンを半押しのまま任意の構図に移動します。シャッターボタンをさらに押し込んで撮影します。
 

【2】[ポートレートモード]でぼかす
「光学式ズーム機能」が3倍程度の機種では、思うように背景がぼけてくれないかも知れません。その場合は、デジタルカメラにあらかじめ用意されている「シーン別撮影モード」に設定してみましょう。設定メニューから[ポートレートモード]を選ぶと、現在の状況下で適した“背景のぼけ”を、デジタルカメラが自動的に判断し設定します。ズームと併用すれば、背景がぼける効果は向上します。
img
[望遠側(T)+ポートレートモード]で撮影
●F2.4・1/320 秒・ISO100・ポートレートモード
 
COLUMN
[ポートレートモード]って何?
機種、メーカーによって名称も違いますが、人物を主体とした撮影に用いる[シーン別撮影モード]のひとつです。背景をぼかして被写体を際だたせることができます。被写界深度が浅く設定されますので、ピント合わせ(AFロック)は慎重におこないましょう。
 

【3】[マクロ機能]でぼかす
[ポートレートモード]がない機種は、[マクロ機能]を利用してみましょう。[マクロ機能]は、主に花や昆虫などの小さな被写体を近接撮影する場合に用いますが、ポートレートの背景をぼかしたい場合にも有効です。通常、[広角側(W)+マクロ]で撮影するというイメージが強いですが、[望遠側(T)+マクロ]という組み合わせもできます。
img
[広角側(W)+マクロ]で撮影
●F2.0・1/160 秒・ISO100・オート撮影モード+マクロ
 
COLUMN
なぜ背景がぼけるの?
これはレンズの焦点距離と絞りの関係によるもので、ピントが合う前後の範囲を「被写界深度」といって、浅い状態では背景がぼけ、深い状態では背景にもピントが合います。ズームの「望遠側(T)」では、「広角側(W)」よりも焦点距離が短くなり、[マクロ機能]では、近接の被写体を捉えやすくするため、カメラがレンズの焦点距離を物理的に短く変化させます。[ポートレートモード]や[マクロ機能]では、絞りを開放値に近づけて、被写界深度を浅くとるように設定されます。
被写界深度01 被写界深度02
被写界深度が深い場合は背景にもピントが合う
●F8.0・1/80 秒・ISO100・マニュアル
被写界深度が浅い場合は背景がぼける
●F2.0・1/1000 秒・ISO100・マニュアル
 
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